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かお
バイファム13大事典
 
サウンドノベルのスタートもあり今後まだ改稿する可能性もありますが、とりあえず13大事典最終バージョンの第1稿をお届けします。以前よりバカ項目が増えていると思ったあなた、それはきっと気のせいです。
(最終更新日98/10/11)

【あ】 【か】 【さ】 【た】 【な】 【は】 【ま】 【や・ら・わ】

■ア行


アイキャッチ
旧作と全く同じフォーマットで5種類が製作されたが、「シャロン+双子+メリー(ククト山羊)篇」だけは第1クールのみのお目見えとなった。もっともシャロンもメリーも別のアイキャッチにちゃんと登場しているので特に問題なし。

芦田豊雄
旧作に続きキャラクターデザインを担当。本編そのものの作画には一切タッチされなかった(たぶん)。さすがに13年経つと絵の作風はすっかり変化しており、旧バイファムしか知らないファンから見ると全く別の方が描いておられるように見える。キャラの等身は旧作に比べてかなりディフォルメされており、氏の最近の絵柄が一番よく表れたキャラはおそらく第2クールに登場したチェンバー夫妻である(余談だが今回の新作にあたって氏は13人のキャラデザインを以前と全く違うものに変える案を出し、周囲に却下されたそうである)。ちなみに年少組のキャラデザインは芦田氏ではなく、同じスタジオライブの近永氏が担当。

アーツビジョン
新キャストであるロディ役の保志氏、マキ役の手塚さんが所属する事務所。所在地(つまりファンレターとかの宛先)は東京都渋谷区代々木1-14-11-101。ちなみに林原めぐみさんなどもここの所属だ。

アデル中尉(2)(cv:成田剣)
ローデン艦隊に所属する軍人。旧作より男前のデザインだが、本篇中の扱いは相変わらず。「どこへ行ったんだ〜」どかーん!

あにめシャワー
「バイファム13」は、毎日放送のこの番組枠内で放送された。カップリングは当初「フォーチュン・クエストL」、のちに「マクロス7(再)」と「アキハバラ電脳組」との組み合わせとなった。6月以降はレコード会社(ワーナーだけではない)から番組テーマ曲がほぼ月代わりで提供されるようになり、従来のMBSのアイキャッチに替わり冒頭にテーマ曲が流れるようになった。ちなみに「13」放映中にテーマ曲になったのは「恋の力」(Fish&Chips)、「いつだって…」(2丁拳銃)、「防波堤から見た風景」(BEGIN)、「傷跡」(ALL I NEED)の4曲。

アバンタイトル
オープニングの前に流れる、本編のハイライトシーンを抽出して紹介した短いフィルム。「13」では旧作前半同様のフォーマットのアバンが用いられ、盛り上げに一役買った。…が、シリーズ後半になると作りが非常に雑になり、「25秒間適当に何か流しとけばいいや」という姿勢が見え見えになってしまったのは残念。なお第2話のアバンだけは第2〜4話全体のハイライトシーンを集めており、フィルムも本編と異なるオリジナルのものが制作されている。また最終回だけはもともとアバンが存在しない。

アミノテツロー
旧作スタッフの一人で、今回は総集編である第1話のほか第4話に参加。今回は演出・絵コンテのスタッフが旧作とは総入替え状態なだけに、もっと参加してほしかったですね…。

アラン・チェンバー(cv:子安武人、浅野まゆみ…少年期) (23)
ポールとディグレの一人息子。既に他界しており本編では回想シーンにのみ登場。地球人とククトニアンの混血…ということで旧作のミューラアに相当する人物であり、出生の秘密を知って家出をするという筋書きもそっくり。反体制者として追われていたポール達の脱出を助けようとして犠牲になる(享年18才)。彼の生まれ故郷である旧タウト星に墓を作ることがチェンバー夫妻が旧タウト星を目指した真の目的であった。旧作・新作を通して、おそらくバイファムキャラの中でいちばん二枚目…というと他キャラのファンに怒られるかもしれないが、とにかくかっこいい。それにひきかえ一瞬登場した赤ちゃん時代のカットは…(以下次項に続く)

アラン(赤ちゃんの頃)
すごくきもちわるい。

アンソニー・ヘイワード(1)
スコットの父。旧作では最終回に声だけ登場したが、1話のスコットのセリフの中で本編では初めて名前が登場した。クレアド星の移民局に勤務。

アン・ホルテ(cv:渡辺美佐)(6〜14)
ククトニアン難民保護組織ラピスのメンバー、第3地区方面担当。推定年齢20代後半。オープニングでは向かって右(手前)に登場しているキャラクターで、地球軍の通信コードを用いてジェイナスにメッセージを送ってくる。第6話で部下のルービンと共にジェイナスに乗り込んでからはマルロ&ルチーナに「おばちゃん」と呼ばれまくるが、かつてのケイトさんのように「お姉さん」と言い直したりしないところが大人というか、何というか。ラピス内での高い地位の割には劇中かなり頼りないキャラであり、料理をしたことがないというお嬢様ぶりまで描かれたが、実は彼女は当時子供だった我々視聴者の分身として現在同世代であるファンの視点を劇中に持ち込む重要な役割を担っていた(たぶん)。第10話で落ち込んでいる時にジミーにミルクを渡されての「7歳のこの子でも自分の責任を果たそうとしている…私は悩んでいる場合じゃないのよ」という呟き、そして第14話ラストでのモノローグと「頑張るのよ、みんな。私もみんなに負けないくらい強くなるわ」というセリフ、そして年齢設定などからも制作側にその意図があったことは明らかである(と思う)。「13人=バイファムという物語」「ホルテ=視聴者」という形に置き換えてみると、バイファムを見て子供達の行動に勇気づけられる視聴者という構造が浮かび上がり、不可解だった「バイファム13」という物語に一本筋が通る。旧作ファンの方には是非一度ホルテになったつもりで、ジェイナスに乗り込むところから「13」第1クールを見直して頂きたいと思う。

井上邦彦
ゲストメカデザインとして全話のエンディングに名前がクレジットされている方だが、これだけ情報が少ないと一体どのメカをデザインされたのか視聴者は知る手立てがない。たぶんプラグかルルド艦あたりだとは思うが…。

ヴィラ・ルルド(cv:大塚芳忠)(3〜13)
ククト軍の特務部隊に所属する軍人。旧作のミューラア同様リフレイドストーンを奪還する任務を帯びており、ARVブラグを用いてジェイナスを追う。しかしF95ステーションで行方不明になった自分の子供がジェイナスに収容されていることを知り動揺。結局間に入った副官のバリルや身を呈して赤ちゃんを届けようとしたシャロンの行動に心を動かされてジェイナスへの攻撃を中止。無事赤ちゃんとの再会を果たすとそのまま空域を離脱していった。ちなみにウルトラセブンに登場したヴィラ星人とは何の関係もない。

ウグ
旧作ではレギュラー扱いの敵メカだったが、今回は10話にのみ登場。どうでもいいが、旧作のカクカク四角ビームじゃなかったですね。

エンディング
旧作とほぼ同じスタイルの映像で、13人に加えて双子の赤ちゃん+ククト山羊が出演。背景は旧エンディングと逆に夜→昼と変化。どうでもいい事だが、高さ2メートル以上の木から落ちて後頭部を強打したにもかかわらず何事も無かったかのように走っていくケンツは明らかに人間ではない。

F95ステーション(4,6)
第4話に登場したククトニアンの宇宙ステーション。地球軍との戦闘で大破していたが、ロディ達はここで双子の赤ちゃんを発見、ジェイナスに連れ帰る。その後ククト山羊(メリー)が発見されたのもここ。なお「F95」というネーミングは何か由来があるのではと勘ぐってみたが、特に何もなかったようだ。

XU23a
旧作でおなじみの「しいたけメカ」。今回の新作では出番が少なかった上、「汎用艇」と呼称されたかと思えば「輸送艇」と呼ばれたりとまるで一貫性がなかった。第24話では新設定のランディングギアやコクピット内の描写あり。

「お乳ってのはデカくたってだめ。子供を産まなきゃ出ねえんだよ〜」
第6話のシャロンのセリフ。「じゃ、いまから全員で子供を作っちゃおう」という方向に話が行かなかったのはさすがである(当たり前だ)。

オメガの扉〜hello,VIFAM〜
「13」の主題歌。副題が示す通り旧作の主題歌「HELLO,VIFAM」のリメイクであるが、歌詞は日本語、「バイファム」という単語も登場しない。歌はKATSUMI。

オープニング
トゥランファムの顔に映るバイファムの「7」の文字が鏡写しになっていないのは何故?と、突っ込んではいけない。

オープニングの映像
双子やラピスが14話ですべて姿を消したにもかかわらず、登場部分の映像は差し替えられなかった。かといって赤ちゃんの替わりにチェンバー夫妻が手足をバタバタさせて浮遊しているのもすごくイヤなので、このままで可。

音楽集Vol.1
第1クール放映途中の5/25に発売。14話までの詳細なあらすじがブックレットに掲載されており、それまで一話ずつ楽しみに見ていたファンの度肝を抜いた。


■カ行


カーター(4)
地球軍第3方面軍所属の駆逐艦。レーガンやバンガードと同じカールビンソンタイプ。第4話にて、戦闘で大破してステーションに突き刺さった状態になっていたところをジェイナスに発見された。ネーミングはレーガンと同じくアメリカの歴代大統領からだが、激突して大破してるというシチュエーションからもここはひとつ「ダ○アナ」というネーミングのほうが…とは口が裂けても言えない。

ガキンコ
子供達を指す言葉として旧バイファムのスタッフ間で使われていた言葉だが、第4話の劇中でペンチの口から直接この言葉が出てきた。びっくり。

カチュア・ピアスン
今シリーズにおいては彼女がククトニアンであることがストーリー展開に影響を及ぼすことはほとんどなく、そういう意味では最も旧作と扱いが変化したキャラだと言える。といっても出番が減った訳ではなく、トゥランファムに搭乗する機会こそなかったもののブリッジではメインオペレーターとして活躍、また第12話では赤ちゃんの処遇を巡りシャロンが意思決定する際の重要な役どころとなった。また第15話では運動神経のよいところを見せ、第18話では不調のボギーを巡って主役級の働きを見せた。なお彼女は旧作でジェイナスの砲座に座ったことがなかったので、今シリーズ第2話と13話で座ったのが初めての体験ということになる。

ガッシュ
旧作では17話、28話とインパクトのある動きをした彼(?)だったが、今回のシリーズでは4話で残骸の状態で登場して爆発するだけというよくわからない出番であった。

川瀬敏文
「13」の監督。所属はサンライズ。「ライジンオー」など、学校を舞台にした作品が代表作…ということは子供の描写が上手い人なのか?と期待した私の希望的観測は11話で完膚無きまでに叩きのめされてしまうのであった。他の部分では高く評価したい演出もないわけではないんですけど。

KATSUMI
歌手。今回の「13」で「HELLO,VIFAM」のリメイクである「オメガの扉〜hello,VIFAM〜」を唄う。スペルは「TU」じゃなくて「TSU」なので、表記する際に間違えないようにしましょう。

キエフ号
14話に登場したラピスの母船。巨大な船体の中にはやたら手が長い男性チーフに加え、謎のセーラー服や竹馬を装備している。カラーリングは黄で、小型艇ともどもはっきり言って趣味が悪い。ちなみにデザインはプランクトンというか、モビルアーマーっぽい。ちなみに「キエフ」の語源は旧ソ連邦の都市名である。

菊池英博
声はともかく、サウンドノベル特別篇でのヒゲを生やしたお顔にはビックリしました。しかしよく考えると筆者も菊池氏と同い年(たぶん)であり、ここで下手なコメントをすると筆者自身墓穴を掘る結果になるので「旧作ではまだ小学生でいらっしゃったのに、今では…」という類の話はしないでおく。

「君はス・テ・キ」
一切ノーコメント。

旧作BGM
新作で使用されたこと自体は旧作の雰囲気を劇中にそのまま持ちこむための英断として大いに評価したいが、何よりアバンでのしつこいまでの「異星人」の使用と、クライマックスでの「バイファムのテーマ」の濫用は閉口した。

旧タウト星
第19話でその存在が明らかになった、タウト星の裏側に存在する緑の衛星。子供達はここが両親のいるタウト星だと思い込み、チェンバー夫妻と共にシャトルで降下してしまう。星そのものの存在とか重力とか気候とか無人である理由とか、設定自体に無理がありすぎることは言うまでもないが、どちらかというとストーリーのほうに無理がありすぎたために意外と批判の対象にならなかった。よかったね。

金バイファム
視聴者プレゼントとして用意された1/144スケールのバイファムの金メッキ版。限定10名だったので当選の可能性は非常に低いものの、メーカー勤務の筆者に言わせるとこういうものを小ロットで作る可能性は極めて低いので(笑)、残った分が今後も何かの機会にプレゼント用アイテムとして使われる可能性はないことはない(と思う)。

ククト語
「ナンス タモタモ チタ エマオ〜!」「ローエマカッツ!」「ロステ!」爆笑。

ククト兵(24〜26)
クライマックス3話の展開で最悪だった点は極論すれば彼らの扱いである。まるでショッカーの戦闘員のように次々と倒されていった彼らに合掌。

ククト山羊
イプザーロン星域に生息するヤギそっくりの哺乳動物。F95ステーションでバーツに捕獲された一頭(メス)がメリーと名づけられ、ジェイナス内でジミーによって飼育された。ちなみに6話ではバーツが自分はククト山羊の乳で育ったという発言をしているが、このセリフを真に受けるとバイファムの世界観がガラガラと音を立てて崩れるので注意が必要(苦笑)。なお旧タウト星篇では特定の木の実を好物とする描写があったほか、第24〜25話ではククト山羊の群れが草原で暮らしている様子が描かれた。

ククト料理
第9話のお食事会のためにルービンが準備したもの。この上なく豪華な内容で、シャロン曰く「すげえ、こんなの生まれて初めてだよオレ〜」。筆者も放送を見ていてヨダレが出てきた。タッパー持参しますので、余ったのください。

クレア・バーブランド
「生足っ!立て膝っ!バスタオル姿っ!」以上。

ケンツ・ノートン
彼が「単に過激な少年」として描かれるか、「過激な性格の中にも思いやりを持った少年」として扱われるかは脚本家の方によって大いに差があることが今回の新作でよく分かった。ちなみに星山氏が脚本を書かれた場合は、別れのシーンで相手から何かアイテムをもらえるという特典がある(笑)。

「こいつらきっと腹減ってんだよ〜」
第5話、ククトニアンの赤ちゃんを前にしたシャロンのセリフ。もしこの話が「ギャートルズ」ならここで赤ちゃんがマンモーの肉にかぶりつくシーンが見られたはずであるが、これはバイファムなのでちゃんとミルクが与えられた(当たり前だ)。

洪水騒動
第16話の一シーン。ケンツとシャロンが溺れそうになっているシーンでおもちゃのアヒルちゃんが泳いでいるという細かい演出を個人的には高く評価したい。なおケンツが排水溝を調べるシーンがあるが、実際にああいうことをすると吸い込まれてさらに危険になるので絶対にやってはいけない。余談だが、ハンマーを用いても破壊できなかったバスルームの壁はジミーの頭突き攻撃ならきっと一撃で破壊できるはずである。

コミックぽっけ
学研発行の少女向けマンガ誌。「バイファム13」の放映と並行してマンガ版を掲載していたが残念なことに6月号で休刊となったため、全6回予定だったマンガ版「13」は全4回に短縮される形となった。そのため本編でルービンが演じた役割を一部ホルテが代行するなど、展開は一部本編と異なっている。ストーリーそのものは本編2〜13話に相当。


■サ行


サブタイトル
「13」のサブタイトルは旧作前半のフォーマットを踏襲した形式(二つの文節の前半分に感嘆符「!」が付く)と芸が細かかったが、後半は単にフォーマットを合わせただけの意味のないタイトルが多かった。残念。「内容をバラさずに視聴者に期待感を持たせるサブタイトル」というのは難しいものである。

佐々門芳信
佐々門信芳氏の項参照。

佐々門信芳
作画監督。言わずと知れた旧作のスタッフで、今回の新シリーズでも6話以降作画スタッフとして参加。14年経っても口元でキャラの表情を出す傾向は変わっておらず、氏が描かれたキャラは口元に濃い影が付いているほか口そのものの形状が独特なのですぐに判別可能。ただ、この方について語る際は1話分の原画を一人で描き切ってしまうすごい方であることを忘れてはいけない。ちなみにエンディングのクレジットでは何度か「佐々門芳信」になっているがこれは誤植。

島海勝美
鳥海勝美氏の項参照。

ジミー・エリル
今回の新作では旧作より若干積極的な面が強調して描かれており、セリフの数も多い。その中でも自ら名付け親となったククト山羊のメリーに対する異常な執着心は正直見ていて怖いものがあった(特に第25話はやりすぎ)。なお第16話ではプールの底の浅さを考えずにダイビングしたため首の骨を折って即死、飼い主を失ったメリーの鳴き声がジェイナス船内に物悲しく響いた…というのは勿論悪い冗談である。

シャロン・パブリン
旧作で描ききれなかった部分を補う、という意味では「13」第1クールはまさに彼女のための物語であった。初潮シーンが描かれなかったのはかえすがえすも残念。仕方ないんですけどね。

ジャーゴ
旧タウト篇に登場。ノーマルタイプが23話で登場したほか、25〜26話においては紫のカラーリングの機体が登場。ぴょんぴょん跳ねて移動する独特のアクションは健在…のはずが、26話では何を勘違いしたのかてくてく歩いて移動していた。飛び跳ねるのを見慣れた今となっては逆にこの方が不気味。

ジャム
旧作39話で登場したアイテムだが、今回の「13」ではディグレ手作りのジャムをポールが持ち歩く様子が描かれた。最終回での別れの際、ポールからケンツに手渡された。

障害物競走&キャベツ切り競争
第15話で登場。内容についてはここでは触れないが、マキやバーツのタンクトップ姿、ネットを登っていくカチュアのヒップに見とれていると一瞬のうちに終わってしまうので注意が必要。

新挿入歌(その1)
曲タイトル不明。歌はおそらく笠原弘子。第23話のディグレの独白シーン、第25話でのジミーとメリーの別れのシーンの計2回使用された。第23話の演出も見事だったが、第25話ではメリーと別れたジミーが帽子で顔を隠して涙を流すシーンに歌詞の「涙は見せないと 約束して」の部分がかぶるという凝った演出が見られた。メロディーラインが非常に綺麗な曲であり、CD発売が待たれる。

新挿入歌(その2)
曲タイトル、歌手ともに不明。新BGMのメロディーに詩をつけたもので、第26話で使用された。イマイチちゃんと聞こえなかったのでこの場では解説できません。CD発売を待つことにしましょう。

スコット・ヘイワード
今回の新作にあたり、スタッフとファンの間で彼のキャラクターの解釈がまるで異なっていたことが明らかになった(勿論意図的にキャラを変えた可能性もありますが)。ただ彼の場合、ロディの演出方法の変更(ロディの項参照)の余波によって性格をあのように変えざるを得なかったと見ることもできるので、一概に彼を責めるわけにはいかない。個人的にはバイファムキャラらしくない絵の壊れ方のほうが気になったが、それでも最終回できちんと締めたあたりは評価できる。

スコット・ヘイワード三曹
第7話でホルテが乗艦してきた際、ジェイナスに子供しかいないことを悟られないためにスコットが少年兵に変装した姿。言うまでもなく旧作22話のヘルベルト・G・フォンシュタイン大佐を意識した設定。

スコットのズボン
シリーズ開始当初は旧作と異なるデザイン(チェック柄)だったが、5話で赤ちゃんにおしっこを引っかけられるための伏線であった。

全速離脱
今回の新シリーズ、ジェイナスは何かあるとすぐにエンジンを全開にしてスタコラ逃げようとする。あんな大質量のものが急加速していいんかいな。


■タ行


第1次学術調査団
西暦2019年に地球側が開始した外宇宙移住のための大規模プロジェクト。ポールはこのメンバーであった。ちなみにこの設定そのものは旧作当時からサイドストーリーとして存在していたものであり、今回の新作でうまく利用した形。

第11話のAパートとBパートの間のCM
この裏でホルテがペンチ達と共にお風呂に入っていたと考えると夜も眠れない。

台車
第25〜26話で登場。旧タウト星を脱出するのに使用された補助ロケットで、これを用いることでロブスター号は宇宙に戻ることができた。それにしてもこのネーミングだけはなんとかしてほしい。せめて「ド○イYS」とか。

耐熱シート
第20話に登場。バイファムとネオファムが大気圏に突入する際、このシートで機体をぐるぐる巻きにした。ちなみに映画版では耐熱フィールドに変更される予定(嘘だってば)。

タウト
ククト語で「月」という意味らしい。これが元で起こった第19話以降の騒動については「旧タウト星」の項参照。

タオ少尉(cv:不明)(2)
ローデンの部下で、トゥランファムを運搬する輸送船の担当。せっかく名前がついていたわりには1カットだけしか登場しなかった。ネーミングはひょっとするとあの「TAO」からの引用かもしれない。

チェンバー夫妻
「ポール・チェンバー」(夫)「ディグレ・チェンバー」(妻)の項参照。

近永健一
スタジオライブ所属のスタッフ。姓は「ちかなが」と読みます。旧作にも参加していたが、今回は1,2話などで作画監督を務める一方、芦田氏と分担して年少組のキャラクターデザインを担当。氏が描くスコットは頭身が増していて非常に男前である。

ディグレ・チェンバー(cv:不明) (19〜26)
ポールの妻。推定年齢50歳。ククトニアンで、旧タウト星の緑地再生プロジェクトの元メンバー。地球人のポールと結婚し一人息子アランを設けるが、地球との戦争が始まったことにより夫ともども追われる身となる。劇中ではポールと共に旧タウト星に降下し息子アランの墓を目指すが、当初より子供達を騙す形になったことに罪悪感を抱いており、終盤ポールが改心するきっかけとなった。第20話でルチーナから手渡されたキャンディーがその後の行動に大きな影響を及ぼしたほか、第23話クライマックスでの独白シーンは大いに見応えがあった。物静かで良識があるキャラとの印象があるが、そういう意味でも初登場となった第19話でのマヌケ顔だけは何とかしてほしかった。ちなみにエンディングにテロップがないため名前がはっきりせず(「ディグレ」ではなく「ディグレー」かもしれない)キャラクターボイスも不明だが、おそらく声は野沢雅子さんの2役ではないかと思われる。なお体型はミセスロビンソン似だが、口に出すとディグレキック(次項参照)が飛んでくるかもしれないので黙っておこう。ポールによるとジャム作りの名人らしい。

ディグレキック
第24話でディグレがククト兵士に向かって強烈なキックを見舞うシーンがあるが、これはおそらく生身のバイファムキャラの技としてはジミーの頭突き&急所蹴り、ミューラアのパンチと並び3本指に入ると思われる強力な技である(笑)。ちなみに次点以下の強力技はロディのターザン蹴り、フレッドのおもらし攻撃、ペンチのポエム朗読(ごめん)。

敵ビーム波状攻撃
5話において、ククト軍のルルド艦から放たれたビームはエクストラ力線の影響でジェイナスを外れ、それによってルルドはリフレイドストーンがジェイナスに搭載されていることを確信する。ということから考えると、旧作21話の波状ビームもルルド艦、もしくは同様の目的を持った別の部隊から放たれたものと考えて間違いないところ。

デコイ(18)
旧作13話で登場した射撃訓練用の無人ターゲットブイ。今回は新たに「デコイ」というネーミングが付与されて第18話に登場し、浮遊機雷の偵察に使われた。ちなみにピーピングトムとは全く別物なので注意。

デビルマンレディー
バイファム13の後番組。続けて見るといろいろな意味でカルチャーショックを受ける。

手塚ちはる
マキ役の声優。ロディ役の保志氏と同様、アーツビジョンの所属。旧作でのマキ役・羽村京子さんに似たボーイッシュな声の持ち主で、はっきり言ってマキ役にハマっていらっしゃる。ラジオではレギュラー番組「カーニバルだよちはる組」(東海ラジオ・KBS京都など)を担当しておられます。

展望室
ジェイナス最上部にある360度ガラス張り(たぶん)の部屋。旧作ではペンチが詩を読んでいた場所として印象が強いが、今回の新作では10話でのホルテとジミーのシーン、そして12話で遠くを見つめるカチュアなどの好シーン続出。19話冒頭でも子供達が旧タウト星を天体望遠鏡で眺めるシーンに登場した。

ドア・ルービン(cv:川上とも子)(6〜14)
ククトニアン難民保護組織ラピスのメンバー、推定年齢20代前半。オープニングでは向かって左(奥)に登場している。ホルテの部下としてジェイナスに乗船した後は元軍属の経歴を生かし、銃器の扱いやメカニックの修理などに活躍する。地球語が得意であるほか、9話では料理の腕前も一級であることが披露された。性格は至ってクール。登場時はホルテのおまけ的な存在であったがストーリーが進むにつれて次第に存在感が増していき、頼りない面が強調されたホルテとは好対照的のキャラクターとなった。本編ではケンツの初恋の人として描かれ、第14話ではラピスと別れて単独行動を取ろうとする子供達の策略を咎めようとはせずにケンツにペンダントを渡してジェイナスから去っていく。劇中では日常描写もほとんどなくなかなか本心が見えないキャラクターであったが、そういう意味でも第14話でのケンツに対するセリフ「時々は、思い出してね」は彼女が控えめながら自らの感情を表した数少ないセリフとして注目に値する。

外池省二
旧作では文芸担当、今回は脚本家として計5本を執筆。随所に見られた細かいこだわりはさすがであった。また是非書いてください。

鳥海勝美
ご存知スコット役の声優さん。今回の新作では本編だけにとどまらず、「バイファムニュース」や「サウンドノベル特別篇」でもテンションの高いところを披露して下さった。ちなみに本編のエンディング字幕では表記が「島海」となっているがこれは誤植。

トレーラー
ジェイナスから持ち出され、旧タウト篇において地上での移動に使われた。最終回で地上に置き去りにされたため旧作33〜43話で登場したトレーラーとは別物ということになるが、今回のトレーラーは左ハンドル、旧作のは右ハンドル(第41話参照)ということで整合性を考えるとちょっと変。

DON‘T CRY
「13」のエンディング・テーマ。唄は前田姉妹。旧作の「NEVER GIVE UP」が「ねばぎば」としか聞こえなかったように、こちらも「どんくらい」としか聞こえない。ちなみに歌詞の中には以前の「NEVER GIVE UP」を意識した言葉もあります。


■ナ行


二越としみ
コミックぽっけ連載のマンガ版「13」の作者。いつもお世話になっております(笑)。代表作は「地平球」…ということでいいんでしょうか?まだ読んだことがないので、こんど本屋で探してみたいと思います。


■ハ行


バイファム(RV)
今回の新作にあたり若干デザインが変更されている。大きな変化は肩側面のバーニアであるが、細かい部分では他にもいろいろと変化しているようである。ちなみに制作1話である第2話ではストーリー展開上(冒頭を除いて)全く出番がなく、主役メカなりの登場を期待していたファンの度肝を抜いた。また第19話ではポールに乗っ取られる場面もあった。

バイファム13製作委員会
得体の知れない団体には気を付けよう(失礼)。「デビルマンレディー製作委員会」もしかり。

バイファムニュース
またの名を「バイファム情報」。97年12月から旧作の再放送に挿入された、新作を紹介する短いフィルム。クレア役の富永みーながキャスターのニュース番組形式で、全12本が制作された(植田プロデューサーが出演する最終分はオンエアされず)。ビデオ第1巻の映像特典として収録されているが、第11回目の「前田姉妹篇」だけはなぜか未収録。毎日放送だけでなく他局の再放送時にもオンエアされたが、挿入される位置が局によってバラバラ(毎日放送はアバンと差し替え、他局はエンディングの前など)だっただけでなく、結局関西以外は「13」がオンエアされなかったことで視聴者は大混乱に陥った。

バザム
第6話、F95ステーションの中で活動停止しているところをケンツによってハチの巣にされた。出番はそれだけ、かわいそうに。

パジャマ
今回の新作では子供達のパジャマ姿が異常なほど登場した。特に中盤はほとんど普段着状態で、制作側のこだわりが見て取れる。余談だが、第16話でバスルームに閉じ込められたシャロンがノーパンだったのかどうかは非常に気になるところ。

バーツ・ライアン
今回の新作では全般的に出番が多かったが、女性ファンにとっては16話の上半身裸スタイルだけあればいいらしい(笑)。

ペースト銃(15)
第15話に登場。高圧ガスでペースト状の補填剤を発射し、船体の亀裂を塞ぐための銃。バイファムらRVによって用いられた。なお「ペースト銃」という呼び名は正式なものではないので念のため。

パペットウェア
第13話のマキのセリフより。どうやらウェアパペットのことらしいが、製作段階でこういう間違いに誰も突っ込まないところが世も末である。

パペットファイター
第2話に登場。トゥランファム1機がジェイナスに届けられたことにより、「13」での出番はこの1話のみに限られた。

バリル(cv:吉田孝) (3〜13)
ククト軍人。ルルドの副官。わざわざ名前がついているくらいなのでストーリーに絡んでくると予想していたところ、12話で我が子の乗るジェイナスに攻撃をかけようとしたルルドを制止するという重要な役目を果たした。キュートなおかっぱ頭以外にはこれといった特徴がないため、この回の出撃シーンではヘルメットを被らずにおかっぱを露出させていた(苦肉の演出)。ちなみに音楽集のキャラ解説には「上官であるルルドには絶対服従」と書いているが、このエピソードを見る限りなんか違う気がする。

「Hello,VIFAM」
一切ノーコメント。

双子の赤ちゃん(4〜13)
推定年齢1歳くらいの双子の男の赤ちゃん。第4話において敵ステーションの残骸の中から救助されてジェイナスのメンバーに加わるが、実はククトニアンであることが5話で判明する。ちなみにエンディングの字幕では「双子A(cv:珠木美佑)」「双子B(cv:間宮くるみ)」と表記されているが、ジェイナス艦内では発見者の名を取って「ロディJr」「バーツJr」と呼ばれている。13話で父親であるククト軍のルルドと無事再会を果たし、子供達の元から去っていった。なお第5話では寝返りで転がっていく描写があるが、あれだけ移動できれば近い将来のホノルルマラソン出場も夢ではない。

双子の声優さん
エンディングの字幕では双子Aが珠木美佑さんで双子Bが間宮くるみさんとなっているが、一体どっちがどっちなのか見分け(+聞き分け)がつかない。是非アフレコの際の様子を拝んでみたかった。

双子星
音楽集Vol.1ジャケットの背景や、「13」キャラクターグッズでの芦田氏のイラストに描かれている。いうまでもなく第2クールの旧タウト星篇の伏線であった…でも新タウト星が入るとククト本星と合わせて3つになるはずなので、やっぱ変。

浮遊機雷(18)
第18話に登場。タウト近辺の空域に敷設されていたククト軍(推定)の機雷で、動体追尾システムにより動く物体を攻撃する。たしかヤマトでもこんなのありましたよね。

ブラグ(2〜13)
円盤型に変形可能なククト軍のRV。識別コードARV-E。カラーリングは黒。2話で駆逐艦レーガンを脱出したトゥランファムとジェイナスを急襲した。リフレイドストーンから発するエクストラ力線に対抗するシールドを組み込んだ初の機体で、特務部隊であるルルド艦に配属されている。「Zガンダム」に登場するアッシマーとマラサイを足して2で割ったようなデザインで、ルルド自身が搭乗する機体のみ肩の部分のカラーリングが異なる。また、第9話では下半身のとんでもない場所から大型ミサイルを発射して視聴者を仰天させた。

フレッド・シャッフル
ノーマルフレッドのほか、第17話では対お化け用フルアーマーフレッドが登場した。

ペンチ・イライザ
スコット同様、今回の新作では旧シリーズ後半(+OVA)の怪しいキャラクターがさらにグレードアップしており「きれいにしましょうね〜(17話)」「カエルもおいしそう(24話)」など、妖しさ大爆発のセリフが続出。なお5話をはじめとして何回かメガネをかけているシーンがあるが、実はちゃんと設定資料で「メガネをかけたペンチ」というのが用意されている。ちなみに第16話での彼女の体重は37.3kgであることが明らかになった。

ペンチの母(3)
3話の回想シーンに登場。旧作に登場したクレアの母親に通ずるものがある。

防寒具
第10話で子供達+ホルテ、ルービンが着用。新デザインに見えるが、旧作18話の設定を流用したもの。

ボギー
13年経つ間にバージョンアップしてファジイ機能が搭載されたらしい。

「ぼ、僕はどうすればいいんだ〜!」
第10話ラストのスコットのセリフ。もうちょい落ち着け!とりあえず。

保志総一朗
新ロディ役の声優。72年5月30日生まれ、アーツビジョン所属。「13」のロディ役と並行して「ロスト・ユニバース」のケイン役、「DTエイトロン」と98年前半は3本のレギュラー(しかも全て主役!)をこなしておられます。5月からはラオックスのHPでコラムの連載がスタートした上9月にはご自身のHPを開設、そして秋からはさらにレギュラーが増えるという活躍ぶり。体を壊さないようにしてください。ちなみにお名前は「郎」ではなく「朗」なので表記の際は注意。

ポッド
今回は宇宙空間におけるバイファムからの離脱→再合体シーン、また新設定のマニュピレーターを使っての作業シーンが描かれた(いずれも4話)。第12話では格納庫内の予備ポッドも登場した。

ボディーチェック
第8話で、ルービンがバーツに自分のボディーチェックをするよう挑発?するシーンがある。ぜひ、私にやらせてください。

ポール・チェンバー(cv:緒方賢一) (19〜26)
旧タウト篇に登場した地球人の植物学者。本編では通常子供達から「チェンバーさん」もしくは「じいさん」と呼ばれる。推定年齢は60才前後。2019年の第1次学術調査隊の一員としてイプザーロン星域に派遣された際に遭難してククト側に救助され、そのままククトニアンの旧タウト星の緑化実験プロジェクトに加わる。プロジェクトチームの一員だったディグレと結婚して一人息子アランを設けた彼は地球側との戦争勃発によってお尋ね者となり、自らを逃すために犠牲となったアランの墓を作るため妻ディグレとともに旧タウト星を目指す。シャトル(ロブスター号)が故障して宇宙ステーションで立ち往生していたところジェイナスの子供達と出会い、旧タウト星に収容所があると騙して子供達と共にシャトルで地上に降下する。一時は子供達を置き去りにするがディグレの説得により翻意、第23話以降は子供達を再び宇宙へ帰すため様々な手段を試みる。変装が得意?で19話では地球人の将校に、24話ではククトの軍人に変装。地球語とククト語両方が喋れることを巧みに利用してククト軍から輸送艇を奪おうと試みた。…というのが本編での大まかな設定と行動だが、バイファム世界には(その容貌も含めて)明らかに異質のキャラであり、最後まで本編に溶け込むことはできなかったと判断せざるを得ない。もう少しギャグ描写を控えた上で、彼らが逃亡者となった過程をもう少し丹念に描けば生きたキャラになったのではないかと思うがかえすがえすも残念。親子以上に年が離れたケンツとの終盤の名コンビぶりは見物だったが…。ちなみに「ガラット」に登場したキウイ博士に似ているが、本当のモデルは旧作第2話に登場した民間人のおっさんという噂がある(うそ)。なお声優は旧作でサライダ博士を演じた緒方賢一氏だが、キャラはまるで異なるので注意。

ポールの回想シーンに登場した、ディグレの隣にいたメガネをかけた女性研究員(23)
好きです。付き合ってください。


■マ行


マキ・ローウェル(cv:手塚ちはる)
彼女中心のエピソードこそなかったものの、旧作に比べると出演シーンは非常に多かった。あるシーンではパジャマ、あるシーンでは髪を下ろした姿とさまざまなバリエーションが登場しマキファンは大喜び。特に第19話の流れ星シーンでの横顔は1カットながら一見の価値あり。

マルロ・ジュニア・ボナー
苦節13年、第4話においてついに主役の座を獲得。おしっこを噴射して空を飛ぶ特殊能力を披露した(うそ)。このエピソードに限らず『13』では赤ちゃんの乗船もあって非常にキャラクターが立ったところを見せ、相方?であるルチーナを上回る活躍ぶりだった。余談だが、彼とルチーナが別々のセリフを与えられるか、或いはひとまとめに扱われるかは脚本家の方のクセがはっきりと出る部分なので注意して見てみると面白い。

前田姉妹
前田亜季・前田愛姉妹のこと。前田愛(姉):83年10月4日生まれ、前田亜季(妹):85年7月11日生まれ。「13」のエンディングテーマ「DON`T CRY」が歌手としてのデビューシングルである。余談だが姉が生まれたのは旧作スタートの約2週間前、妹が生まれたのは第37話と第38話のちょうど間。そういう意味では14年という年月を実感させるのにぴったりの人選ではある。

毎日放送(MBS)
「バイファム13」のキー局。よくぞ「13」の企画を通してくださいました。ファンを勝手に代表してお礼申し上げます(笑)。だが「13」終了後に再放送の続きをしなかったのは、いくら編成の都合とはいえ明らかに視聴者をナメているので感謝の気持ち半減である。なおシリーズ当初は番組アバンタイトル前に「あっちもこっちもMBS」「スーパーイケてるMBS」のアイキャッチが入っていたが、途中からは時間帯が前に移動したことと「あにめシャワー」の主題歌ができてしまったため省かれるようになった。

水着シーン
第16話ラストで登場。水着なんかどこにあったんだ?というツッコミをしたくなるところだが、即席プールで泳ぐ女性キャラを見た瞬間そんなことはどうでもよくなった(笑)。ちなみに各キャラの水着はクレア→濃赤、マキ→緑の上下セパレート、カチュア→赤、ペンチ→ピンク、シャロン→赤と黄色のツートン(+ニセ乳)、ルチーナ→赤のセパレート、男性陣→略(笑)。こういうシーンはまったくもって大歓迎である。


双子の赤ちゃんとの絡みか、今回のシリーズでは新キャラのホルテやルービンの胸が強調されているだけでなく、クレアやマキ、時にはカチュアの胸までもがボリュームアップしている。次に新作が作られる機会があればルチーナまで巨乳になるかもしれない。

メリー(6〜26)
ククトニアンの宇宙ステーション(F95ステーション)から連れて来られたメスのククト山羊で、ジミーによってこの名がつけられた。ジェイナス艦内で飼育され赤ちゃんのミルクの供給源として重宝される。赤ちゃんが去った後もジェイナスに残り、17話ではゆうれいの影の正体としても活躍(笑)。その後子供達とともに旧タウト星に降下し、第25話で旧タウト星の群れに戻っていった。余談だが、ふつう動物には「賢そうな顔」と「アホっぽい顔」が存在するが(犬とかは特にそう)、メリーはどちらかというと後者に属するような気がする。別にいいけど。


■ヤ・ラ・ワ行


ゆうれい女
第3〜6話、ジェイナスとのコンタクトの際モニター画面に映し出されたホルテのことを子供達はこう呼称していた。モニターの受信感度が悪かったためその姿はウルトラセブンに出てきたゴース星人に似ている(笑)。ちなみに電波状態によってはまれにス○ル星人にもなる。

ラピス(3〜14)
ククトニアンの難民保護組織。地球軍の通信コードを用い、敵味方問わず難民を救助する旨広い範囲にメッセージを送っている。組織としては完全な中立で、ククト軍は干渉できない位置にいる。ちなみに第3地区方面担当であるホルテはキエフを母艦とし、ジェイナスに接触を求めてくる。旧作のジェダ達リベラリストのグループと関係があるかどうかは不明だが、民間組織ということでククト政府軍からは(名目上)一目置かれているようである。なお第6話でホルテが「ある惑星にラピスの収容所がある」と意味深なセリフを言っていたが、別に伏線ではなかった。

ラピスの小型艇
ホルテとルービンがジェイナスに来る時乗ってきた宇宙艇。定員は前2名+後ろ3名の計5名程度で、どハデなピンクという常識外れのカラーリング。ズングリムックリした形で決して目立つメカではないが、8話ではルービンの操縦により非常に俊敏な動きを見せたほか、12話では子供達が偽装脱出に使用するなど何かと重宝された。ちなみにミンキーモモに出てきた小型車「グルメポッポ」にどことなく似ている。

ラピスのメッセージ
「戦場をさまよう哀れなブタ共、ひざまづいて私の足をお舐め」とは決して言わないので注意しよう。

ラピスのユニフォーム
10話でのホルテの脱衣によりその構造が明らかになった。脱がせようとした際に男を戸惑わせる服であることは間違いない。

リフレイドストーン
第1クールでは旧作同様重要な役割を担っていたが、旧タウト星篇ではただのアランの墓石に成り下がっていた。埋めておけばアランが再生されるとでも思ったのだろうか。

両親
今回の新作ではスコットがやたらと耳触りがあるこの単語を用いて会話をしていたが、彼は旧作では対外的には「両親」という表現を使ってはいたものの、子供達の間では「父さん母さん」などの表現を用いていたはず(ですよね?)。この辺はシナリオ等の段階でしっかりと詰めてほしかったところである。

ルザルガ
旧作ではデザイン発注の際「ジオングみたいなのをお願い」と言われたというミもフタも無いメカ。第4話では廃虚となったF95ステーション内でバイファムと1対1の戦闘を演じた(余談だが、この回の演出は旧17話のガッシュ戦を相当意識したものである)。もともと「宇宙攻撃用」という区分のARVであるために旧作で接近戦が描かれたことはなく、この話での狭い空間内での動きはなかなか見物であった。手持ちの銃がビームとロケットランチャーの2連式だったことも判明。

ルチーナ・プレシェット
今回の新作ではマルロ同様、赤ちゃんの乗船によってキャラクターが引き締まった感がある。第2クール以降でも、第20話でディグレにキャンディーを渡すシーンのもじもじする様子とその後の笑顔は、彼女らしい素直な性格を表したシーンとして珠玉の出来。また最終回クライマックスでロディ達を信じて戦闘を見つめる様子は子供達同士の心の繋がりを表現したシーンとして「13」を振りかえる際欠かせない場面となった。

ルルドの母艦
ルルドが艦長を務めるククト軍の宇宙空母で、10機以上のARVプラグを搭載している。姿形がどことなく笹かまぼこに似ている。

レッドベアの旗
旧タウト星降下直前にケンツが自分達の目印にするべく製作。ブタと間違えられるお約束のやりとりが何回かあった後、最終回ではポールの手に渡った。ちなみに今回はシャロンによるリテイク(笑)は入らず、最後までケンツ直筆のまま。

ローデン(2)(cv:藤本譲)
地球軍第3方面軍ローデン艦隊の指揮官。階級は大尉で、艦隊の旗艦である駆逐艦レーガンの艦長でもある。旧作登場時よりも物分かりのいい性格に変更され、タウト星を目指す13人に生活物資を補給する。直後に敵の攻撃を受けてレーガンの艦橋を破壊され行方不明。明確には描かれなかったとはいえ間違いなく戦死しているはずで、これから先(旧作29〜30話)に出番があることは完全に忘れ去られている。

ロディ・シャッフル(cv:保志総一朗)
今回の新作では「(旧作のように)ヒーローとしてではなく、あくまでも子供達の一人として描くように(設定資料より)」という指示があったそうだが、結果的には彼自身が13人の中で不自然な存在になっただけではなく、バランス上バーツ、スコットら他のキャラの性格設定にも影響を及ぼしてしまった感がある。せめて1話くらいは主役級の話があっても良かったのでは。

ロブスター号(19〜26)
第19話から登場した地球製の民間用シャトルの名称。宇宙ステーションで故障していたものを子供達が修理し、バイファムとネオファムを両翼に乗せて旧タウト星へ降下する際に使われた。わざわざネーミングがあったにもかかわらず終盤はすっかり忘れ去られてしまい、単に「シャトル」と呼称されていた。どこかで見たことがあるデザインだと思ったら、全体のフォルムといい後部のハッチの仕様といい「クラッシャージョウ」に登場したミネルバとそっくり。

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