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かお

にせククト語大事典(第1版)


(はじめに)ククト語ワンポイント講座

「バイファム」に登場したククトニアンの言語「ククト語」は、地球語と非常によく似た言語体系を持ってるんだ!その中でもなぜか東洋の「某」島国の言葉に似ているものが多いんだけど、むしろそのことによって意味が誤解されている言葉もたくさんあるらしいぞ!この大事典でぜひククト語の正確な意味を覚えて、ともだちを「ぎゃふん」と言わせよう!
(※【】内の数字は本篇で使われた話数)



【あ】 【か】 【さ】 【た】 【ま】 【や・ら・わ】

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オンギャア【13-第1クール全般】
双子の赤ちゃんの至ってフツーの泣き声…に思われがちだが、実はククト語で「腹減った、なんか食わせ」の意。ちなみにこれは語尾の抑揚がない場合のニュアンスであって、「オンギャア↑」と語尾を上げた場合は「酒持ってこい、酒〜」、また「オンギャア↓」と語尾を下げた場合は「オラオラ乳揉ませんかい」という意味に変化する。クレアやマキの前で泣く時は必ずといっていいほど語尾が下がっているという噂。


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クカヤシナ【34】
ククト基地の物陰に潜むガイが口にしたセリフ。直訳すると「ちょっとあそこでトイレ借りてくるから待っとって」という意味。その直後コンテナ裏に潜り込んだ彼の素早さから、爆発寸前大ピンチの必死さが伝わってくる。ちなみに残りの3人もついてきてしまったが、彼らもどうやら爆発寸前大ピンチだったようである。


グンソウ【38】
ククト語では「二度とオレの前に顔を見せるな、このカス野郎!」という意味。第38話のラストでククトニアンの少年少女達が口々にケンツに罵声を浴びせていたのが印象的である。軍隊内の階級を表す地球語と混同されがちなので、間違えないよう注意したい。


ゲソイ【OVA4】
「下足(ゲソ)を食い過ぎて腹いっぱい」の意。酒とツマミをたらふく食べて満足満足〜、という様子を指す。OVA4巻「ケイトの記憶〜」の1シーン、ジェイナスに向かった子供達を連れ戻すために地球軍がおおわらわになっている最中、ククトの兵士が口にしていた。何事にも勤勉すぎる地球軍を皮肉ったセリフであると推測される。


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シトメルパイシン【37】
第37話、夜中にロディに声をかけられた3人組のケイが口にした言葉。直訳すると「メルは貧乳にして美乳」という意味。実はこの時彼らはメルの裸を想像しながら妄想に耽っていたのだが、背後から急にロディに声をかけられたことで動揺し、思わず考えていたことが口をついて出てしまったのである。彼にとってはこの上なく恥ずかしい、ほろ苦い思春期の1エピソードである。


スクンサ【36】
直訳すると「僕って実はゲイなんだ、今晩どう?」の意味。この言葉を呟きつつ相手を抱擁すると相手に身体を委ねることに同意した意になる。第36話でロディに「スクンサ」されたガイが顔を赤らめていたのがその証拠。その夜彼ら2人の間に何があったかは誰も知らない。


スクンサ、みんな【36】
ロディに目の前で「スクンサ」の例を見せ付けられたスコットが用いた、ククト語と地球語との折衷語。意訳すると、「僕も同じくゲイなんだ、みんなまとめて今晩どう?」の意。まったく相手にされなかったことは言うまでもない。


スナハカ、タビモドエ【29】
タウト星を占拠したジェダが通信機で部下と話している時の言葉。「スナハカ」は「今日一杯やって帰らへん?」、「タビモドエ」は「えっ今日はパス?最近付き合い悪いのォ〜」という意味。ジェダが実は部下から毛嫌いされており、上司としてまったく慕われていないことがよく分かる。何よりジェダ自身が嫌われている事実にまるで気付いていない点が視聴者の涙を誘う。


タ行 ▲戻る

ダブージョイ【37】
メルの父親が使った言葉。地球語でいう「大丈夫」と思われがちだが、実はれっきとしたククト語で「高田順次はジョイをおすすめします」という意。21世紀半ばには「高田順次&ジョイ主婦軍団」がククト星にまで押しかけていることを暗示したセリフである。恐るべし広告業界。


チャンカア・ソドニ・タイアイ【28、36】
直訳すると「母ちゃんが・外に行って・タイ米を買ってきた」の意。第28話、小型艇に乗ったカチュアがタウト星の周回軌道で泣きながらこの言葉を連呼した。意味不明の言葉を連発されたタウト駐留軍はさぞかし不気味だったに違いない。


テチリム【36】
ユウがケンツにお化け魚(を釣ったロープ)を手渡した時の言葉で、直訳すると「お前と同じくらいブサイク」という意味。つまりユウはにっこり微笑みながら、ケンツの顔=お化け魚並みと遠回しに小馬鹿にしたことになる。ケンツがこの言葉の意味を知らなかったために無用な混乱は避けられたが、近くにいたマルロとルチーナはそれを知ってか知らずか、「ひどい顔」「ブスだね〜」とやはりケンツを馬鹿にするセリフを口にしていた。21世紀半ばには年上の人間を敬う精神が全く失われていることを示した、民俗学的にも興味深いワンシーンである。


デラ、ムチャ、ハヤ!【35】
13人のキャンプを襲ってケンツを人質に取ったガイが口にしたセリフ。直訳すると「金目のもんは洗いざらい持っていけ!女子供といえど容赦するな!」という意。悪魔のような少年少女4人組の隠された素性がよく表れたセリフである。


ドードードー、カキゲンコングククト【13-8】
ジェイナスに砲撃をかけてきたルルド艦にルービンが小型艇で向かう際のセリフ。直訳すると「こらァ!そこのオールバックデカ顔面艦長におかっぱ頭の副官!バイファム世界に似つかわしくないオマエらのおかげで「13」の視●率ガタ落ちなんじゃ〜!テメェらごときにこのルービン様を撃ち落せるもんなら撃ち落してみんかい!このボケ!ところでさぁ、私って「13」の新登場キャラの中ではけっこうイケてると思うんだけど、どう?どう?どう?」の意。ルルド艦が一向に砲撃をやめようとしなかった理由がよくわかるセリフである。なお、その後地球語に訳されたメッセージと意味がまったく異なっているのは、ククトニアン特有の見栄っ張りさと腹黒さによってルービンが体裁を繕ったからであると推測される。


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メニア【36】
第36話、ユウがククトの動物を指して言った言葉。マルロとルチーナは動物そのものの名前と勘違いしたが、実は名詞ではなく、「唐揚げにしてポン酢で食うとめちゃめちゃ美味い」という意味である。カンガルーの名前がつけられた過程と非常によく似た、異文化のファーストコンタクトにつきものの勘違いである。


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ルイチャンカアペランタ【36】
「ルイちゃんがベランダにいる」の意。「ルイちゃん」なる人物が一体誰を指すのかは劇中では言及されていないが、おそらくAV女優の桜樹ルイのことではないかと推測される。つまり意訳すると「お、おい!見てみ!あの伝説のAV女優桜樹ルイが家のベランダに出て、くつろいでいるのが見えるぞ!ウッヒョ〜!」という意味である。さすがククトニアン、子供とはいえあなどれないマニアックさである。


ワ・ス・レ・ナ・イ・キ・ミ・ノ・コ・ト【38】
直訳だと「君のことを忘れない」という意味なのだが、実際のニュアンスは「お前のことは忘れない」イコール「覚えとけ」に相当するククト語の捨てゼリフである。つまり意訳すると「さんざんワシに恥をかかせやがって!忘れんなよこのボケェ!」という意味であり、わざと語の間隔をあけて発音することで憎悪の強さを表す。このセリフがのちのOVA第6巻『ケンツ・ノートン絶体絶命!逆襲のガイ・ユウ・メル・ケイ』の伏線となったことはマニアの間ではもはや常識。なお、この時彼がケンツに手渡したバッグの中には実は13人を殺傷するための強力な時限爆弾が仕込まれていたのだが、ケンツが輸送機を追って転倒した際に起爆装置が故障したため大事には至らなかった。




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