▼キャラ図鑑
■シャロン・パブリン

当時の私にとって、もっとも苦手なキャラクターだったのが彼女でした。年が近かったせいもあるんでしょうが、やはり近寄り難い雰囲気なんですよね。特に第14話でのカチュアに対する接し方を見ているとなんだかイヤなキャラだなあと。シリーズ後半はそれほどではなかったとはいえ、男性から見て異性を感じさせるキャラクターというわけでもないですし、女性キャラの中でも注目度はとりわけ低かったといえます。
が、自分が大人になってから「バイファム」という番組を見た時、これほど気になるキャラクターはいないですね。彼女が一見突飛にも見える行動を取る理由やら、あと目立たないところで仲間のためにいろいろと尽くしているのが見えてしまったりして。本放映当時スタッフの方々がやたらと「シャロンをもっと書きたかった」と語っているのを聞いて「何故そんなにシャロンにこだわるんだろう?」と非常に不思議だったのですが、なんとなくその理由も分かったような気がします。そのへんのスタッフの想いが結実したのが新シリーズ「13」の第1クールだったわけですが、やはりこれらの物語はオリジナルのシリーズの一部として見たかったような気がします、そうすれば、当時の私にとってもシャロンのキャラクターが輝いて見えたのではないかと思います。もっともそれだけの読解力があったかどうかは別ですが…
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