深度測定長
投稿日:1998年06月21日(日) 21時44分
「脱出の際攻撃を受けないように、敵基地を先に破壊する」……話的にはわかりますが、それに子供たちが加わるというところに本放映時にも多少疑問を感じました。子供たちの戦いがこれまで不自然でなかったのは、あくまで「襲われたから追い払うため」であったからで、自分たちから率先して、しかもどう見ても危険な敵基地襲撃なんかに行っちゃあいけないよという思いでした。初めて抱いたバイファムへの失望です。 そんな中で、スコットとミューラァという予想外な対決図(?)は受けまくりました(個人的にはこの話はこのシーンのためだけにあると決めつけてます)。例によってかっとんでしまうスコット、意外にも「頼りになるお兄さん」ぶりを見せたミューラァ。ふたりのまた違う面が見れて楽しかったです。 ところで、ある種すれているというか、敵の矢面に立つことに慣れたロディやカチュアと全く違うスコットの反応に、ミューラァは一体どういう感想を持ったんでしょうか。
ほうがん
投稿日:1999年07月03日(土) 02時44分
危険な任務を前にしてもひるむことのない子供たちの姿は、けなげと 言う他ありません。子供たちに奇襲作戦を敢行させる設定は、冷静に 見ると無茶な話なのですが、そうせざるを得ない状況であったことも 事実であり、描くにあたってスタッフが苦労したであろうことは容易 に想像できます。 冒頭の「シャロンの丞パブリンの介」がよかったですね。深度測定長 さんご指摘のスコットとミューラァの対決シーンも爆笑ものでした。 でも、個人的には、一瞬だけ登場するボギーの姿が、もっとも印象的な 回でもありました。
ほうがん
投稿日:1999年11月17日(水) 00時20分
(つづき)一言につきます。あんなこと、普通なら絶対にできっこないん ですが、子供たちが宇宙に出るためには欠かせない試練(この作品は妙な ところで軍事的考察が正確だったりします)を、無事に乗り越えることが できたのは、やはり両親に会いたいという思いなのでしょうか。 2つの状態をいったり来たりするスコットと、それをただ見守るミューラ ァというとりあわせは、まさしく爆笑ものでした。トレーラーに刺さる 我らがキャプテン大奮闘の証は、舞い上がるスコットその人を象徴して いるようです。 そして、ラストシーンの余韻。「感情を持たないコンピュータ」という 設定をここまで徹底的に使い廻していた作品は、他にあまりないと思い ます。一歩間違えば白々しくなるところを、ぎりぎりのところで抑えた 演出が、見事でした。
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